早期退職、セミリタイア生活日記

静岡県三島市でセカンドライフを開始、伊豆を満喫しています

伊豆大島のジオツアー

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熱海から高速ジェット船に乗り、45分程度でアクセスできる大島もジオパークの1つです。

山頂付近には、1986年に噴火した時に流れ出た溶岩が生々しく残っています。

車で行かれる山頂口展望台から山を眺めると、黒い溶岩が流れたあとがくっきりと見えます。

展望台から眺めた三原山
黒い筋が1986年の噴火で流れ出した溶岩

カルデラ内の遊歩道を山頂に向かって歩いていくと、溶岩が一面に広がっています。

溶岩には、ゴツゴツ、ザラザラした「アア溶岩」と、滑らかに流動したような跡(繩状)が特徴の「パホイホイ溶岩」があります。「アア溶岩」は、ハワイの原住民が裸足で歩いて、「アア!」と叫んだことが由来と言われています。たしかに痛そう!「パホイホイ」は、ハワイの原住民の言葉で「滑らかな」という意味だそうです。

表面がゴツゴツのアア溶岩のかけら
「痛っ!」

表面が滑らかな繩状のパホイホイ溶岩

大島の溶岩は、富士山と同じ流動性の高い玄武岩質です。三島周辺にも富士山から流れた溶岩が見られますが、同じような繩状溶岩が特徴的です。 

三島の繩状溶岩

また、海沿いの道路沿いには「地層断面」がみられます。数100mに渡って続く大露頭で、もともとあった地形の凹凸に沿って火山灰が降り積もってできたため、褶曲しているようにみえます。すごいスケール感ですね!

ひたすら積もった火山灰層。どれだけ噴火したのでしょうか。

バス停の名前も「地層断面前」
ただし、本数がとても少ない。

大島で遊ぶにはレンタカーを借りるのがおすすめです。ちなみにナンバーは「品川ナンバー」でした。

気候の良い時期に訪れてみてはどうでしょうか。

参考図書

ドローンで迫る 伊豆半島の衝突 (岩波科学ライブラリー)

 

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