三島の街の中心部に唯一のタワーマンションがあります。
他に高い建物がほとんどないので、十国峠や達磨山から三島を見下ろすと、とても目立っています。
このタワーマンションの脇の細い歩道を入っていくと、ツタが絡まった古い塔が現れます。
ここは「中央水道跡」という施設を保存してあるところです。
平成15年まで、井戸水を塔にポンプでくみ上げて周辺の住宅に水道を供給していた施設だったそうです。
今、蛇口をひねると水が出てくるのが当たり前になっているけど、それまでは井戸水を汲んできたり、周りの川で洗濯や食器を洗っていたんですね。
蛇口から水を出すには高さが必要だったわけか~。
古代ローマの水道橋や噴水も自然の地形を利用して水を街に引いていたんだもんね。
「サイフォンの原理」だっけ?
「旧中央水道水源」と書いてある看板があって、由来が説明されています。
塔の下には自噴する井戸もあります。
手をつけてみると冷たくて気持ちいい~。
町の人たちが大切に整備して清掃している場所です。
三島の街中にはきれいな川が流れていますが、昭和30~40年代には汚れたドブ川になっていたのを市民が清掃して今のようにきれいな川に戻したそうです。
ここもそういう市民の活動の結果、保存されている施設のようです。
子どもの頃、住んでいた団地には「給水塔」があったのを思い出しました。
気になって検索してみたら、こんな記事を発見。
この記事の中に私が住んでいた街の給水塔が載ってました!
ここで同級生と一緒に遊んだなぁ~。
うわぁ~懐かしい。。。
今の水道は給水塔を使わなくても、ポンプで水圧を調整して、蛇口をひねると水がでるようになっているんだとか。
私が小学生の頃、30~40年前までは、給水塔は使われていたので、技術の進歩ってすごいんだなぁと感心しました!
しかも三島の給水塔は平成15年まで、約20年前まで現役だったって!?
ここから徒歩10分ほどのところにも、かつては周辺の家に水を供給していた「雷井戸」という簡易水道跡という施設があります。
巨大な丸い井戸の中には、今も勢いよく水が湧いています。
その記事はこちらから👇
三島の街にこんなにきれいな水が湧いているのは、約1万年前の富士山の噴火によって溶岩が流れてきたからです。
今、こんな溶岩が流れてきたら大災害ですが、そのおかげで三島は水の街、せせらぎの街になっているんですね。
そういえば、一番大きな湧水「柿田川」について、まだ記事を書いていなかったことに気づきました。
何度も行っているので、近々、記事をアップする予定です!
これまでに書いた他の三島の湧き水やジオの記事はこちらから👇
中央水道跡公園の地図はこちら👇