東京にいた頃は、再開発で古い建物は取り壊して新しいビルに生まれ変って、若い人がいっぱい歩いていました。
気が付くと更地になっていたりして、前は何があったんだっけ?って思い出せないことも。
地方で街を散歩していると、今にも崩壊しそうな廃屋や、長い間、空き店舗となっている建物をよく見かけます。
上の写真は瀬戸内海の大三島という島、立派な神社があって、昔は船でやってきて参拝したので港から神社までの参道が栄えていたそう。
尾道から橋ができてから車で参拝する人が増え、参道がさびれてしまったとか。
参道沿いには立派な古民家があるのだけど、ほとんど空き家で、どれもボロボロに崩壊しています。
まるで「廃屋ストリート」。
崩壊してない建物の方が少なくて、数10年でここまで崩壊する??っていうくらいに。
下の写真は静岡の焼津の商店街。
週末なのに、ほとんどシャッターが閉まって、閉店している様子。
歩いているのは高齢者ばかり。
最近、若い人が空き店舗を活用して街を活性化しようと頑張ってはいるよう。
ところどころに、おしゃれなお店ができています。
でも全体からすると1割にも満たない感じ。
下の写真は港の倉庫をリノベーションして、コワーキングスペースにしているところ。
この時は工事中だったけど、今は完成しているそう。
焼津は、昔はカツオやマグロの漁業で栄えて羽振りがよい街だったそうだけど、今は閑散としてる印象。
とはいえ、ふるさと納税の返礼品人気で、かなり寄付が集まったようで、市役所は新しくなったし、子ども向けのスペースも立派なのができていました。
沼津も同じような状況で、かつては栄えていたのだけど・・・という様子。
新幹線の駅を作るのを反対して、新幹線が三島に止まるようになってから衰退したそう。
大手銀行や企業の支店も沼津にあったんだけど撤退しつつあります。
伊豆も、「え?昭和30年代はこんなに人がいっぱいいたの?」っていう街がいくつもあります。
かつては芸者さんもいて、夜もにぎやかだったとか。
人気の熱海も高齢化が進んでいて、夜の飲み屋は早々と閉まってしまうところが多く、遊べるところが少ないのです。
東京から日帰りでこれちゃうから、逆に泊まる人が少ないという皮肉な状況。
なので、沼津や熱海から三島に飲みに来る人が結構多い。
なぜか、三島は狭い範囲に大手チェーン店ではなく、個性的な個人店がひしめいていて、呑み歩きにはもってこいの街。
ただ、スナックのママさんも高齢化が進み、70代以上の方も現役です!(笑)
三島で平日昼間のスーパーに行くと高齢者ばかり。
手押し車でよちよち歩いている人、駐車場で真っすぐ止められない高齢ドライバー、ボコボコにこすった跡のある古い車。
最近高齢ドライバーの事故も多いし、なんか怖いな~と思いながら眺めています。
市の防災無線では毎週のように、「○○町でお年寄りが家を出たまま行方不明になりました。」と住所、名前、年齢、特徴を放送してます。
市のLINEでも流れます。
個人情報だけど、流していいんだ?
しばらくすると「見つかりました」と。
東京にいた頃、防災無線なんてあったかな?
こちらは火事や詐欺など色んなことが放送されてます。
私からみて高齢者に見えるということは、70代後半以上くらいかな。
私がその年代になる頃(あと15~20年位?)には、もっと高齢者が増えているんだろうな。
今、100歳以上の方は9万人を超えているとか。
私が子供の頃(昭和40年代)は、5~600人くらいだったそう。
祖母は40年ほど前に、たしか75才くらいで亡くなったけど、今ならまだお若かったのにと言われる年齢ですね。
「きんさん・ぎんさん」が話題になったのが、今から20年以上前、その頃は100歳以上の方は1300人ほど。
すごい勢いで増えているんですね。
伊豆半島の町は高齢化率が50%超えているところもあります。
交通の便が悪いところで、免許返納する年代になったら、生活が不便だろうな・・・
その点、今住んでいる場所は街なかで駅も徒歩圏、病院や市役所、スーパーやコンビニもそばにあるし、便利だから、車を手放してもなんとか生活できるかも。
2階建ての一軒家ではなくエレベーター付きのマンションなので、足腰悪くなってもなんとかなりそう。
昔より医療が進歩(?)して、点滴や胃ろうで寝たきりになっても生き続けるケースも多いそう。
自分がそうなったら、ムダな延命措置はしないでと思います。
今、動けるうちに好きなことして、楽しく暮らしたいな。