つい10日ほど前にロシアがウクライナを攻撃し始め、あれよあれよという間に状況は悪化の一途をたどっています。
これまで平和に暮らしていた人々が、職も家も失い、国境に殺到している様は、現実のものとは思えません・・・。
国境で夫や父は戦場に戻らざるを得なくて涙の別れ。
幼児や赤ちゃんを抱えた母親が大混雑の駅で座り込む姿。
これからこの人たちは、どうやって生きていくのだろう・・・?
30年ほど前、ベルリンの壁が崩れた直後の東欧を訪ねた時を思い出します。
ルーマニアでは、その半年前、内乱で市街地が破壊され、多数の死者がでました。
銃弾のあとも生々しい街を歩き、平和な日本から来た「のほほん」な私たちは、
こんなことが起きるのかと呆然としました。
その旅行から1年半後、1991年にソ連は崩壊しました。
(このブログのトップ画像は1990年のモスクワ・クレムリン宮殿です)
その後、東欧は西側諸国に近づき豊かになっていきました。
そんな中、ロシアによるウクライナの攻撃。
ルーマニアでみた街の様子よりひどい映像が毎日報道されています。
とうとう原発まで攻撃。
ロシアが世界から孤立してしまうと自棄になって、とんでもない行動を起こしてしまいそうです。
振り上げた拳を収めるには、どうしたらいいのでしょうか・・・。
憎しみの連鎖が続き、9.11同時多発テロのようなことや、核戦争が起こらないことを祈るしかありません。