先日、20年後に消滅する可能性のある市町のリストが公開されました。
私が住んでいる静岡県東部では、お隣の熱海市、伊豆の市や町が複数ランクイン。
うーん、そうだろうな~と思います。
自治体が「消滅」って、どうなることなのかイメージは具体的には沸かないけど、
公共交通機関やインフラが維持できないとか、病院や学校も縮小廃止になるとか、
役場も維持できないで近隣と合併とか??
最近、街を歩いていても高齢者ばかりって思うし、
消費力とか経済が回らないで税収が減るのに、
介護や医療サービスにはマンパワーとお金がかかる、みたいなことかな?
消滅都市の定義もよく考えると、謎なところもありますね。
「20代から30代の若年女性を子どもを産める世代の割合が、
50%を下回るとその自治体が消滅する可能性がある」というようなこと。
その年代の女性がいても、2人以上は産まないと人口は増えて行かないわけだし。
子育ての環境は相変わらず厳しいし、経済的にも安心できる世の中じゃないなって思うので、こうなるのは仕方ないことかも。
東京で電車乗ったら、若い子だらけでキラキラしてた。
けどこの子達がみんな子どもを産むのかどうかは別物。
これって私が20代のころから、そうだったし、
女性が働く環境も子育ての環境も、男性の意識も大して進歩していない。
大企業の正社員なら制度は整ってきたけど、その恩恵を受けられるのは恵まれた人。
ジェンダー指数の低さをみてもわかる。
この先、どんなに制度を変えても、もはや人口は増えないことは確実。
あちこちの自治体で「地方移住キャンペーン」とかやっているけど、
どこかで増えればどこかが減るだけのこと。
もう、こうなったら開き直って、人口が少ないことを前提としてやっていくしかないのでは?
だって欧州の各国なんて、一番人口が多いドイツだって、8400万人。
フランス、イタリア、スペインも5000万人前後。
スウェーデンは1000万人、東京都(1400万人)より少ない。
オーストラリアなんて、あんな広い国土に2600万人、牛や羊の方が人よりはるかに多い。
それでも日本より余裕があって幸せそうに見えます。
(実際は違うのかもしれませんが)
ドイツのGDPは日本を抜いて3位になりました。
でもドイツも若い世代がすごく多いわけでもなく、
日本と同じく、60代前後の層の方が20~30代より多い。
何かビジネスのやり方が違うんではないのかな??
人口が今より減ることで、メリットも生まれる可能性もあるかも。
例えば子育て支援が充実するとか、渋滞や混雑が減るとか、住宅を買いやすくなるとか、ってことはないのかしら。
でも農業・漁業も高齢化しているから食料の自給率がもっと下がりそう。
今の政治は「昭和のおじいさん」たちが仕切っているので、
自分たちが作ってきた制度でうまくいかないわけないと思っているんだろうな。
人口が元々少ない欧州から学んで、早く暮らしやすい国にしてほしい。
そのためには早く世代交代してほしい・・・。
(かといって、自分が議員に立候補する気は全くない)
自分が80代になる頃、この世界はどうなっているんでしょうか。