2020-04-07 三島の街に残る石造りの蔵 ⑤ジオネタ 三島市街には古い蔵がいくつも残っています。 伊豆半島で採掘されるいわゆる「伊豆石」、水中で火山が噴火してできた凝灰岩を加工して壁に使っていて、壁には斜交層理や礫がきれいに見えます。凝灰岩は孔隙が大きい岩石なので、湿度調整や耐火性に優れていたと思われます。 蔵が残っている地域と言えば、埼玉・川越、長野・松本、西伊豆の松崎などあちこちにありますが、地域によって、蔵の石材は違っているのも興味深いです。 なまこ壁が菱形ではなく、長方形なのは珍しい。 壁には斜交層理が見える。 よく似た岩相が西伊豆・堂ヶ島にみられます。 西伊豆・堂ヶ島の斜交層理がみられる凝灰岩 小料理屋さんなまこ壁と伊豆石のコラボ 上の写真の石と似ている。砂岩や泥岩のブロック入り。 西伊豆石部海岸の露頭上の蔵の伊豆石に似ている? 蔵のパン屋 堂の前 手作り天然酵母パンハード系も、ふわふわの食パンも、何でも美味しい! こういう古い建物をうまく再利用して残していければいいのですが・・・難しいのでしょうね。 にほんブログ村