早期退職、セミリタイア生活日記

静岡県三島市でセカンドライフを開始、伊豆を満喫しています

中伊豆ワイナリー作業体験 その2 ぶどうの破砕・除梗作業

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以前、ブログに書きましたが、中伊豆ワイナリークラウドファンディングサイト「ブドウの樹オーナーコミュニティ」に夫婦で入りました。

そのイベントとして、8月に中伊豆ワイナリーのぶどう畑で除葉と摘房の作業を行ないました。

9月半ばにぶどうの実の収穫作業体験がありましたが、この時は都合が悪く行かれませんでした。

10月11日にワインの仕込み作業の体験があるということで、行ってきました。

始まる前、ぶどう畑をお散歩してみると、ほとんどの樹は収穫が終わっていましたが、一部、収穫中の樹もありました。

収穫作業中

今回は、ぶどうの破砕・除梗作業体験です。この日の朝、収穫したカベルネ・ソーヴィニオンを機械に入れて、ぶどうの粒と軸を分離し、軽くつぶして発酵させるタンクに送ります。

収穫したばかりのカベルネ・ソーヴィニヨン

左がカベルネ・ソーヴィニヨン、右がプチ・ヴェルド
粒の大きさが違う

ここのカベルネ・ソーヴィニヨンは糖度18度、プチ・ヴェルドは糖度21度で、食べてみるとどちらも十分甘く食用にもなりそうでした。

赤ワイン用品種は完熟するまで樹に残したいのですが、伊豆は雨が多い土地なので、雨が続くと病気がでてしまうそうです。そうなると、完熟前でも収穫をします。粒が小さいプチ・ヴェルドの方が実が水分で膨張しにくく、伊豆には適しています。今年は10月に入ってからは雨が多く、病気が出てしまったので、早めに収穫を始めました。

一方、白ワイン用の品種は、赤ワイン用品種より、早めに収穫します。熟すと酸が減るので、完熟するよりも前に収穫するのですが、今年は8~9月は雨が少なかったので、白ワイン用の品種はよくできたそうです。

日本酒は「水」が命ですが 、水を一滴も使わず、実に含まれる水分だけで作るワインの大敵は「雨」。収穫時期の天候がぶどうの水分量や味を決めるのですね。

これが破砕・除梗の機械です。

プラスチックのカゴに入ったぶどうを機械の投入口に放り込みます。

白い丸い穴から、ぶどうの粒がばらばらになってでてきます。

左上からぶどうを投入、左下にぶどうの粒が落ちてきます。

ぶどうの粒が落ちてくると、スクリューが回って粒をつぶし、ホースで隣のタンクに送られます。

軸は分離されて別にでてきます

赤ワイン用品種でも、しぼりたてのジュースは赤くありません

こちらは1週間ほど前から発酵しているプチ・ヴェルド。

上に浮かんだ皮や種の層を果帽といいます

高さ2mほどもあるタンクの上に上り、1日1回程度、 長い棒で果帽 をかき混ぜて色や風味がいきわたるようにします。こうして白い果汁に赤い色がつきます。

これは結構、重労働だし、高所恐怖症の人には難しそうです。発酵すると温度が上がるので、ここの温度管理が発酵には重要だとおっしゃっていました。

かき混ぜ作業

その後、発酵中の「もろみ」を試飲させてもらいました。白ワイン(信濃リースリング)は、香りがアップルジュースのようでした。赤ワイン(メルロー)は、ヨーグルトのような香りがしました。色は少し濁っていて、味的には酸っぱかったり、渋かったりで、あまり美味しいものではないようです。

信濃リースリング のもろみ

メルローのもろみ

ここまでが今日の作業体験でした。 最後は、これから詰める樽を見せてもらって、約2時間の体験ツアーは終了しました。

テレビや雑誌でワインの仕込み作業をみたことはありますが、間近で見学したのは初めてでした。とっても楽しかったです!

スロバキアのオーク樽。

今日の仕込みのワインは、樽で熟成した後、瓶詰作業になります。その頃、また体験できるといいなと思っています。

この日は夕方から、三島のイタリアンレストラン「ロザート」で、ワイン会。この日のテーマは「トスカーナワイン」。もう5年くらい前から10回以上参加しているワイン会・・・コロナ禍で約8か月ぶりくらいに再開しました。

毎回、イタリア各地方のワインをテーマに、5~6種類のワインと、その地方にちなんだお料理が出てきます。

この日のお料理

この日飲んだワインたち

ソムリエさんのワイン談義を聞きながら、シェフの美味しいお料理を堪能しました。

昼はワインの仕込み、夜はワイン会と、ワイン尽くしの充実した週末でした!

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