三島に住んで約8年になるのですが、まだ一度も行ったことのない竹倉温泉に日帰り入浴してきました。
噂によるとお湯は茶色くて、施設はかなり古い昭和レトロな温泉とのこと。
建物の外見はさほど古いようにみえないけど、内部は今まで行った温泉の中でも、3本の指に入るレトロ感。
昭和10年(1935年)創業とのこと、受付はおじいちゃんがやっていました。
ロビーの雰囲気も懐かしい昭和感がいっぱい。
籐の椅子やソファとか、古い本が並んでいる本棚。
歩くと床がミシミシしました。
温泉の入り口は味わいのある「女ゆ」「男ゆ」の文字。
健康器具が置いてあって自由に使えるようです。
脱衣場はオープンな棚にかごが置かれていました。
温泉成分の分析書。
泉温は18.9℃、Ph6.7、鉄イオンが多く含まれています。
この辺の地質は箱根火山の噴出物が堆積していると思われるので、その中に鉄分が入っているのかな~。
泉温が低いので加温しています。
有馬温泉の金の湯も鉄分の多い温泉ですが塩分濃度も高いです。
昔の海水が地下深くで温められているので泉温も70℃近くあり高め。
竹倉温泉はさほど塩分(ナトリウムイオン)は含まれていません。
浴場は細かいタイルでできています。
これだけのタイルを貼るのはさぞかし労力がかかったでしょう。
露天風呂はなくて、この内湯一つだけで、シャワーも3つなので、3~4人が限界かな。
鉄分が多く含まれているそうで、お湯は茶色く濁っていて足元が見えません。
伊豆では透明な温泉ばかりなので、こういうお湯は珍しいです。
5分もすると体がポカポカしてきました。
地元のご常連さんのおばあさま達から「初めて?」「どこから来たの?」などと質問攻めに。
なごやかにおしゃべりをしているうちに、のぼせそうになりました。
ちょうど夕方で窓の外にはきれいな夕焼けがみえました。
師走の平日の夕方、のんびりとしたひとときを過ごせました。
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