6月上旬、瀬戸内方面に旅行してきました。
実は大阪より西の方はほとんどいったことがなく、ずっと行ってみたいと思っていたエリアです。
尾道、倉敷、しまなみ海道大三島、豊島・・・どれも素敵なところばかりでした。
中でも、愛媛県今治市の「大三島(おおみしま)」という島にある「大三島みんなのワイナリー」がとても印象に残りました。
大三島という島は、尾道から「しまなみ海道」で4つ目の島です。
大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)という大きな神社の参道に、ここのワインを販売するショップがありました。
歴史がありそうな古い建物をリノベした素敵なショップです。
そこのスタッフの女性は東京からご夫婦で移住、ワイン造りをしているとかで、いろいろ話しを聞かせてもらいました。
瀬戸内海は比較的雨が少なく、南向き斜面の畑はブドウや柑橘類の栽培に適しているそう。
高齢化でみかんの畑が放棄されているので、有志が集まって2015年からブドウの樹に植え替えて、2019年から島内でワイン醸造をはじめたそうです。
ホームページを見ていると、まさに「みんなのワイナリー」っていう感じで、仲間と協力しながら手作りでワインを作り上げている様子が伝わってきます。
こうしてできたワインが世の中に出た時、さぞかしうれしいだろうな。
やりがいのあるお仕事だと思います。
これからもブドウの樹を植えていき、生産量を増やしていきたいようです。
まだまだワインは若い感じでしたが今後が楽しみです。
ワイン造りは時間とお金がかかる事業です。
クラウドファンディングも募集していたので寄付をしてきました。
出来上がったワインのプレゼントがあるそうで、郵送も可能ですが、島に取りに行くというのが原則だそう。
またいつか、ここに訪れるような気がします。
この島にある「大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)」は三嶋大社にもつながりがあるのかもしれません。
大山祇神社の御祭神は、大山積神(おおやまづみのかみ)、三嶋大社は「大山祇命(おおやまつみのみこと)」を祭っているそうです。
字は違うけど似ています。
島の名前も「三島」が入っているし、何かのご縁があるのかもしれません。
この旅も何かが引き寄せたのかな。
しまなみ海道ができるまでは、船でお参りに行くしかなく、港から神社までの参道は大勢の人でにぎわっていたそうです。
今は閑散として廃屋がたくさんあって、さびれた感じでした。
その名も「大三島ブリュワリー」。
ここも若いご夫婦がやっています。
気さくな奥さんがビールを注いでくれました。
柑橘の香りがするさわやかなホワイトエール、おいしかったです!
狭い範囲にワインとビール、なかなか素敵なところでした!