当たり前のことですが、退職前には生活設計を立てて、給与収入が減っても暮らしていけるようにしなければなりません。決して勢いで辞めませんように。
退職後の収入源は、①退職金、②年金(65歳以降)、③預貯金あたりかと思います。失業保険もありますが、これはせいぜい半年程度のことなので、あまりインパクトはないと思います。失業保険については、別の記事で紹介していきたいと思います。
退職後から65歳で年金をもらえるようになるまでの生活資金の確保と、65歳以降の生活資金(年金以外)も用意しておいた方が安心です。上記の収入では足りない場合は、再就職やアルバイトなども必要でしょう。
支出は、これまでの生活で毎月どの程度かかっていたかを1年くらいは記録を付けて、今後の支出を見積もりました。あとは、なるべく無駄な支出を減らすことが大事です。
収入
退職金
自分の退職金がいくらか、役職定年でどのくらい収入が減るのか、調べました。早期退職の場合は優遇制度がある会社もあります。57~58歳くらいで役職定年になり、年収が下がる場合が多いので、60歳まで働いても、早めに辞めても生涯年収は変わらない可能性もあります。それでも60歳まで働き続けるか、早めに辞めて新しい人生をスタートするかは、個人の価値観の問題かと思います。
年金
退職前までに、自分の年金がどれだけになるのか、「ねんきんネット」で調べました。
年収などの条件を設定して入力すると、将来の年金額の試算もできます。
私の場合は52歳までは厚生年金、その後は夫の扶養で試算しました。
人によっては国民年金、転職後の厚生年金という場合もあるかと思います。
50歳以上の誕生日月に届く「ねんきん定期便」は、現在の収入が60歳まで続くという仮定の下での試算です。
50代後半で役職定年になれば収入は大きく下がります。その分、将来受け取れる年金は定期便の試算よりは減ることを考慮して、生活設計を立てる必要があります。
預貯金・投資・運用
退職までに積み立て預金、投資や運用などで、生活資金を少しでも増やすようにしました。私は10年くらい前から、早期退職を考えていたので、準備はしてきました。
どのような投資が良いかは、人によりますので、本やネットなどで勉強することをお勧めします。私は、あまりマメではないので、タイミングを狙って株を買うということは向かないことがわかりました。なので、毎月、決まった金額を投資信託に積み立てる方式を選びました。
このように、長期計画でコツコツと少額を投資するのは、大きな儲けを得られないかもしれないですが、リスク分散になると思います。また、ありきたりですが、口座管理費や手数料などの安い金融機関の口座を作ることをお勧めします。また、株主優待がある株を持つのもよいかと思います。
我が家の場合は、都内に持ち家があり、転勤で三島市に引っ越したので、それを賃貸にして家賃収入があります。
三島市で、東京でローンを払っていた頃よりは安い家賃の家に住んでいます。こういうのも、ある意味、資産運用となるかと思います。
支出
年間の支出の算出
毎月の支出と旅行、住宅修繕、車購入などの一時的な支出を見積り、おおよその年間支出額を算出しました。我が家は家のローンは終わっていて、子供はいないので教育費などもありません。
平均寿命あるいはそれ以上生きた場合の収支をエクセルで試算してみると、見通しがついてきます。
節約
固定費を安くできると、節約効果があります(例えば、保険、車、携帯電話など)。この辺については、雑誌やネットで様々な情報がありますので、割愛します。私は1年前に格安スマホ(LIBMO)に変更し、かなり月々の料金が安くなりました。こちらは株を持っていれば、株主優待で料金が安くなるので、お勧めです。
電気をこまめに消したり、がんばって光熱費を節約しても、意外と数100円くらいしか変わらなかったりします(笑)。
食費や酒代、嗜好品は、個人によって価値観が大きく違いますので、削れない部分はあるかと思いますし、ストレスにならない程度に節約しましょうね。私はタバコは吸いませんが、お酒の費用はかなりのものです(笑)。ここは退職したからと言っても、急には削れません。
気の進まないメンバーの飲み会は断ると、1回につき5000円~10000円くらいは節約できるでしょうか(笑)。冠婚葬祭は断らない方がよいかと思います。
ジムやお稽古事なども削りたくないですが、市民体育館やプール、役所などで似たようなものがあれば、そちらにするのもアリかと思います。
衣類や化粧品、美容院などは、頻度は低いものの比較的金額が高いので、外見に影響が出ない範囲で節約すれば効果はあるかと思います。安いものへ変えるのは勇気がいりますがね。
あとはクレジットカード、スマホ決済などの特典やポイントを買い物に利用するのも、よいかと思います。それを使うために買い物をするのは、本末転倒ですが、必要なものを買う際にはなるべく使うようにします。
今までは「ふるさと納税」で、かなり節税していましたが、退職後はできなくなってしまいます。 ちょっと残念です。
我が家の財政プランは、ざっとこんな感じですが、いかがでしょうか。あまり参考にならないかもしれませんが・・・。
三島は東京と比べて、お金をたくさん使うような場所もなく、外食費なども安いので、節約しようと思わなくても、自然とできているように思います。