早期退職、セミリタイア生活日記

静岡県三島市でセカンドライフを開始、伊豆を満喫しています

年金受給年齢の試算をしてみました

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年金受給年齢試算

退職して専業主婦になったので、第3号被保険者となり、このまま60歳まで会社員をしている場合よりは、将来受け取る年金は減ります。

これは覚悟の上での退職ですので、気にしていません。

年金は65歳から受給できますが、何歳で受け取るのがベストかと思い、「ねんきんネット」で、自分の受け取る金額を試算してみました。

こちらのサイトに、自分の年金手帳の番号を登録すると、いつでもネットで試算できます。

こちらに示す結果は、あくまで私のもので、人によって異なりますので、気になる方はご自身で試算をしてみることをお勧めします。

退職までは厚生年金、退職後は国民年金第3号被保険者として、60歳、65歳、68歳、70歳で受給した場合の試算をしてみました。

通常は65歳から受給ですが、繰り下げた場合、毎年の受取金額は多くなり、その金額は生涯、ほぼ変わらないとされています(実際には、少し減額すると発表がありましたが)。ただし、受給開始が遅い分、累積金額は65歳から受け取り始めるより、少ない期間が続きます。逆に繰り上げれば、毎年の受取金額は減ります。

ある年齢を超えれば、累積金額が65歳から受け取るより、多くなりますが、それは何歳からでしょうか?

下のグラフは私のケースです。年毎の累積金額を示しています。横軸は年齢で60歳から100歳まで、縦軸は金額ですが、個人情報なので削除してあります。

オレンジの線が規定通り65歳で受給した場合のグラフです。

年金受給年齢試算グラフ

まず、70歳まで繰り下げた場合(青色の線)、87歳以上生きれば、オレンジの線を超えて、65歳から受給するより累積金額が多くなりお得になります。

間を取って、68歳まで繰り下げた場合(灰色の線)、80歳以上生きれば、オレンジの線を超えて、65歳から受給するより累積金額が多くなりお得になります。

68歳で受給開始する場合の累積金額(灰色の線)が70歳で受給開始する場合の累積金額(青色の線)を超えることは100歳までの間にはありません。つまり70歳まで繰り上げても、累積金額は少ないため繰り上げのメリットはありません(100歳以上長生きすれば別)。

60歳に繰り上げた場合(黄色の線)、76歳以上生きると、オレンジの線を下回り、65歳から受給するより累積金額が少なくなり損になります。逆に言えば、75歳までに死ねば、60歳に繰り上げても、累積金額はお得になります。持病があって長生きしそうにないとなれば繰り上げした方がいいかも。お金は元気なうちに使いたいです。

緑色の線は、52歳までに納付した金額の合計です。今後、追加なしという仮定で作成しています。この線と、各年齢のグラフ線が交わるところが、これまで納付した金額より、受給金額が多くなる年齢です。大体、10年くらいまでに支払った金額を超えることになります。

どうでしょうか?本当に繰下げはお得でしょうか?

一見、毎年受け取る金額が増えるので、お得かと思いますが、実際は相当長生きしないとお得になりません。

こんなに長く、元気で生きる自信はないかなぁ・・・(笑)。

70歳まで繰り下げて、90歳まで生きたとしても、最後の3年しか、お得感はありません。

早いうちに、年金をもらって、自分の貯金も合わせて運用した方がいいのではないかと思ってしまいます。

厚労省がさかんに繰下げを勧めているのは、累積金額が65歳受給より上回る前に死んでしまえば、支出が減るからと考えているからでしょうか(笑)。

健康に自信がなければ、受給年齢を60歳に繰り上げるというのも、アリかもしれません。

手取り金額は住んでいるところによって変わる!?

さて、年金受給金額が同じでも、手取りは住んでいる町によって、かなり違うということをご存じでしょうか?

それは社会保険料自治体によって違うからです。

最も、社会保険料が低く、年金手取り額が多いのは、ナント静岡市です!

ワースト1は大阪市でした。

移住を考えるなら、こういうことも調べて決めることも必要かもしれませんね。

https://news.livedoor.com/article/detail/16690743/

学生時代の未納分

私が大学生の時に、20歳以上の国民が年金を支払うことになりました(それまでがどうだったのかよくわかりませんが)。

そこで、市役所に手続きに行ったところ、窓口の人が「あなたは学生だから払わなくていいんだよ。就職したら給料から引かれるから。」と言われて、何も手続きをしませんでした。

その後、就職して厚生年金を支払い続け、今年退職したわけですが、最近になって「ねんきんネット」をみると、就職するまでの間が「未納」になっています。

あの時、市役所の人は支払わなくていいといったのに、「未納」とあるのは変だと思いました。

支払わなくていいなら「未納」ではなく「免除」ではないのかと思って、年金事務所に電話してみました。

すると、当時、支払う義務はあったとのことで、未納分を任意加入制度を使って、60歳以降も納めることはできるとのことでした。

もう30年近くも前のことなので、市役所の人の責任を追及するとかいうつもりは全くありません。

あの頃、まだ制度が始まったばかりで、市役所の人も理解していなかったのか、私の勘違いだったのか、今となっては証拠もありません。

学生時代の未納期間分(59か月分)は、60歳以降も国民年金保険料を支払うことで埋め合わせ可能、保険料約97万円を支払って、年9.5万円受給額を増やせるとのことです。

月に9.5万円プラスなら考えますが、年に9.5万円か・・・10年以上(75歳以上)受け取れれば元が取れる計算ですが、65歳以降、どの程度お金が欲しいかによりますね・・・。

まとめ

いかがでしたか?

50歳をすぎたら、ねんきんネットにアクセスして年金受給年齢をいつからにするか試算してみることをお勧めします!

参考図書

サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65――給料、年金、退職金、副業、パート収入、病気、出産で使える!

老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか? (青春新書プレイブックス)

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