早期退職、セミリタイア生活日記

静岡県三島市でセカンドライフを開始、伊豆を満喫しています

国民年金と健康保険の手続きをしました

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2021年3月31日付で夫が早期定年退職したので、年金と健康保険の手続きをしました。

年金の切り替え

年金は、退職後2週間以内に厚生年金から国民年金への切り替えをしなければなりません。

今まで私は夫の厚生年金の第3号被保険者でしたが、夫の退職後は第1号被保険者として個人で国民年金に加入することになります。

2人で市役所の窓口に行って、年金手帳と夫の退職証明書を提出し、書類に記入、10分ほどで手続きは完了しました。4月1日付で国民年金に切り替わりました。近々、支払いの書類が送られてくるそうです。

支払いはコンビニ支払いや銀行口座振替、クレジットカードなどがありますが、ポイントや手数料を調べて選択することにしました。

まとめて先払いをするとお得です。 1年分前納すると3540円割引、2年分前納すると14590円割引になります。でも 年1回(4月から)しか手続きを受け付けてなくて、今回は間に合わなくて、各月支払いです。来年2月頃に、4月からのまとめ払いの受付が始まるそうです。

国民年金前納割引制度(現金払い 前納)|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

今までは従業員数が501人以上の会社のパート社員は106万円以上で厚生年金に加入でしたが、2022年10月から101人以上の会社がパート社員も厚生年金に加入することになります。

もしその頃まで今の職場にいるとしたら、その条件に該当するので、また切り替えないといけなくなるのでやめておこうかなと思っています。もし、まとめて先払いしたあと、厚生年金になった場合は「国民年金保険料還付請求書」で戻ってくるそうです。

健康保険の切り替え

健康保険の方は、夫の会社の任意継続健康保険(2年間限定)に切り替えたので、2年間は扶養範囲内で働くことにします。古い保険証を会社に送り、新しい保険証が届くまで3日ほど、保険証が手元にない時期がありましたが、無事、乗り切りました。

夫の退職後、任意継続健康保険に入るか、国民健康保険にするか、試算した結果、任意継続健康保険の方が保険料が安く2人分カバーできるのでお得でした。国民健康保険は前年度の収入で保険料が決まり、夫婦それぞれの名義で加入しなければなりません。国民健康保険には給与収入だけでなく不動産収入が加味されるため、我が家の場合は国民健康保険に2人で入るより、任意継続健康保険に2年間入った方が安いということになりました。不動産収入がない方の場合は、定年退職から1年たてば、前年度の収入は下がるので、国民健康保険の方が安くなる可能性があります。ただし、前の会社の任意継続健康保険は2年間は脱退できない(滞納すればできますが)ため、2年目は損になる可能性があります。

国民健康保険の試算はネットのサイトでさがせば、簡単にみつかります。厳密な金額を知りたければ市役所に行く方がいいですが、概算ならこういうサイトで計算できます。自治体によって金額が違うので、これから移住を考えている人は、安い自治体を探すのもアリですね。

国民健康保険計算機|全国の市区町村の国民健康保険料を自動計算できる (kokuho-keisan.com)

結果として、夫の国保保険料+私の国保保険料>夫の任意継続健康保険料となりました。

任意継続健康保険が切れた後、夫が再就職しなければ、私の今の会社で厚生年金・健康保険に入り、不動産収入も私に付け替え、無収入の夫を扶養するのが、一番、社会保険料の支出金額が安くなることがわかりました。もちろん、夫がまた働いて、私が扶養に入るのもアリですが・・・。

当面はのんびり過ごしたいそうですので、私がパート社員で働くことにします。

【 追記1 国民年金のまとめ払い】

市役所での年金切替手続きが終わり、4月半ばに「日本年金機構」から国民年金の支払い書類が届きました。

毎月支払う用紙と、5月~来年3月分のまとめ払いの用紙がありました。4月分はまとめ払いにはいれられないようで、5月末までに支払うこととなっています。市役所では、まとめ払いは来年2月頃に次年度の申請が来るまではできないと言っていたように記憶しているのだけど・・・?それは2年分まとめ払いする件だったのかな。

5月~来年3月分を毎月支払うと182,710円ですが、まとめ払いすると179,760円で、2,950円割引になります。セブンイレブンnanacoカードで支払うとポイントがたまるので、チャージをして支払うことにしました。

【 追記2 iDeCoが停止】

支払い手続きをして、ほっとしていたら、5月半ばに「国民年金基金連合」というところからこんな書類が届きました。

..............................................

個人型年金の記録について

あなたの個人型年金の記録について確認したところ、次の理由により不整合が生じましたので、個人型年金規約に基づき、掛金の引き落としを一時停止させていただくことになりました。

つきましては、同封のご案内に沿って、必要な届書を提出してください。

理由:個人型年金へ申請した被保険者種別が相違しているため

もう1枚の紙には「受付業務を行っている金融機関へ現在の被保険者種別に応じた届書を速やかに提出してください。」

..............................................

と書いてありました。

私は第1号のはずなのですが、該当するものが見当たらない

なんのこっちゃ??もう市役所で手続きは完了したんじゃなかったの??

書類には第1号被保険者の項目がないのだけど??

お問い合わせ先として、iDeCoを運用している楽天証券の電話番号が書いてありました。0120で始まる番号にかけたら携帯からはつながらず、別に案内された番号にかけてもお話し中で全然つながらない・・・あきらめてネットで検索したら、どうやら夫の退職に伴い私は第3号被保険者から第1号に変わったから、iDeCoの運用に差しさわりがあるということを言っているらしいということが分かりました。

楽天証券のホームページを探して「加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)」をダウンロードして記入し郵送しました(なぜか上の書類には載っていなかった)。

結局、4~6月までの3か月間、iDeCOの拠出はストップしていました(7月分から再開)。楽天証券のHPをみると、申し出がたくさんありすぎて、通常より時間がかかっていますといお知らせが載ってましたが3か月もかかるとは・・・。

そもそもこの届出をネットでやれないものなのかしら?印刷して手書きで記入し郵送・・・届いた封筒を開封し、手書きの文字をスキャンするのか手入力するのか知らないけど、考えただけでも膨大な労力がかかりそう。

楽天証券からダウンロードした届書

まあ、それは置いておいて、今回初めて「国民年金」と「国民年金基金」の違いを知りました(追記1と追記2の書類の差出人も違っているし)。この書類に「国民年金基金にかかる情報」欄(下から2段目)があり、よくよく調べたら、国民年金加入の人は、それだけだともらえる年金が少ないので、追加で加入するものだということがわかりました。詳しくはこちらを。

会社員(第2号被保険者)は国民年金+厚生年金の「2階建て」、自営業 ・バイト・フリーターなど (第1号被保険者)の人は国民年金国民年金基金の「2階建て」ということです。どうりで知らなかったわけだわ~。

会社員は厚生年金は必ず加入していて、会社と折半で支払っていたけど、自営業の人は国民年金基金の方は「任意」で、全額自己負担だということです。

私は新卒入社以来ずっと正社員で第2号被保険者、2019年に退職後は専業主婦(扶養内のパート・アルバイト)で第3号被保険者、2021年に夫が退職後は自営業・バイト・フリーターなどが入る第1号被保険者になったわけです。iDeCoは正社員時代から引き継いで継続しています(一度入ったら辞められないので)。

そして「国民年金基金」と「iDeCo」は併用でき、今までiDeCoの上限が23000円/月だったのが 「国民年金基金」と「iDeCo」 を合わせて68000円/月となります。

なので今回、第3号被保険者から第1号被保険者になった届け出が必要だったわけ。そんなの誰も教えてくれなかった。きっと口座開設時の書類に小さい文字で注意書きが書いてあるんだろうな。

ということで、この「国民年金基金」に入るべきか否かを調べてみました。

受取額の試算はこちらから。

結論は「入らない」ことに。今54歳で60歳まであと6年、今更加入するよりiDeCoや個人的に投資している金融商品で運用しようということにしました。子供いないから死後の遺族への一時金もいらないし、一度加入したらやめられないし・・・。 自分の能力次第では国民年金基金の運用を上回ることもできるので、そっちに賭けたい(笑)。コロナで株や為替が大きく変動した時に仕込んだものが今、大きく成長しているので気が大きくなっているかも。いずれ iDeCoの上限いっぱい(68000円)まで増やそうかな~。でもあと6年だしね。

その代わりに「付加年金」に入ることとしました。 「付加年金」は国民年金に上乗せして月400円を60歳まで支払うと、65歳以降支払った金額の半額が毎年支給されるというシステムです(第2号被保険者の会社員は加入できません)。計算した結果が以下の表です。

付加年金の試算表

私は60歳まで72か月分(28800円)、夫は39か月(15600円)支払います。65歳以降、私は支払った金額の半分14400円、夫は7800円を毎年受け取れます。つまり2年目で支払った金額の元がとれることに。いったいどういうカラクリなのかな?破綻しないのかな?と不思議になります。

よくわからないけど、月400円ならいいかと思って加入しました。まあ、上の金額が月額ならいいけど、年額だからね・・・年に14400円もらっても雀の涙という気もするけど、定期預金よりはましかな。

そうそう、退職する前にクレジットカードは作っておいた方がいいですよ~。今までは私の職業欄には「専業主婦」とか「パート・アルバイト」と書いていたけど、それは夫が会社員だから問題なく作れていたのでした。これからは二人とも無職みたいなもんなので審査に通りにくくなると思います。

というわけで、退職すると色々とお金の手続きがあってフクザツなので、これから退職される方のための情報になればと思って書きました。お役に立てれば幸いです。

確定拠出年金に関する記事はこちらにもありますので、よかったら読んでみてくださいね。

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