山梨県の早川町は、面積が広い町ですが、高齢化、人口減少が進んでいて、日本一人口の少ない「町」だそうです。
数年前、そんな早川町にたまたま訪れたところ、なぜかとても気に入って、年に何度も訪ねています。
必ず立ち寄るのが「おばあちゃんたちの店」です。
小さな小屋のようなお店で、今は若い移住者たちがお店番をしています。お店にはおばあちゃんたちが収穫した季節の野菜やきのこ、山菜などが並んでいます。
先日、伺った時には、柿、栗、山で採れたマイタケ、生キクラゲ、しいたけなどが並んでいました。
ここのマイタケはスーパーで売っているものと違って、大きな株で香りと歯ごたえがしっかりしていて、ホイル焼きにしてバター醤油をかけると、とっても美味しいのです。私は揚げ物はできないけど、天ぷらにしたら美味しいだろうなぁ。
キクラゲも、乾物とは違って、肉厚で歯ごたえがあって、さっと湯がいて、ポン酢和えにしていただきます。
こちらが今回、買ったマイタケとキクラゲです。マイタケが巨大なのがわかりますか？
夏にはわらびの塩漬けや梅干しが売っています。わらびも塩抜きして、ポン酢やめんつゆで味付けして大根おろしを添えると酒の肴にピッタリです。梅干しとわらびは、毎回購入するお気に入りです。
他にも地元産のはちみつ、蜜蝋クリーム、メープルシロップ、鹿の角で作ったストラップなど、珍しいものもあります。
この店は「早川エコファーム」が運営していて、近くの畑で農体験をすることができます。そばにはキャンプ場や廃校を改装した「ヘルシー美里」があり、宿泊もできます。東京からも送迎バスが出ているそうで、子供たちの自然体験にピッタリかと思います。また、「山村留学」という制度もあり、これがきっかけで移住してきた家族もいるそうです。
こういう活動で、少しでも町に活力がでてくれれば、ありがたいですね。
＜おばあちゃんたちの店の場所＞
