働いているNPOのカフェに大学生が訪れて、お話しをする機会があります。
彼らから見たらお母さんより上かもしれないですが、かつて採用やインターンシップ、新入社員研修の経験もあったということで、よく話しかけられます。
コロナが拡大してから大学の授業がオンラインになって、このカフェにやってきて授業や試験を受けるのが日常になったそうです。
誰とも交流する機会がなく一人暮らしの自室でオンライン授業を受ける・・・というのがとてつもなく孤独感を感じたそうで、NPOのカフェに出入りして人との接点を持つようになったのだとか。
ゲストハウスや民泊などのサブスクを利用して全国各地を転々としながらオンラインで授業を受ける学生さんもいるそうで、そんな人がふらりとやってくることもありました。
コロナがなければ、私もそんな大学生と出会って話す機会もなかったことになります。
「しゅうかつ」って打つと、「終活」が検索されちゃうような年代だし(笑)。
エントリーシートや面接、入社後の研修やキャリアプランなど、相談を受けるのですが、あまりこちらの意見をアドバイスと称して押し付けないよう、相手の考えを尊重しながら答えるようにしています。
会社人生から降りた私なんかにアドバイスなんておこがましいので、なるべく控えめに・・・。
私の頃なんて教授が推薦する会社に行くのが定番だったので、今みたいに情報が得られないまま入社していました。
女性は縁故入社で25歳までに寿退社が定番で、大学院出で一人暮らしの女子学生なんて、普通の会社や銀行には見向きもされなかったっけ。
今はYouTubeで先輩の体験談や口コミをきけるし、エントリーシートの模範例も手に入るし、すごく便利だし心強いだろうなって思います。
でも、採用側からみると、みんな似たようなエントリーシートや受け答えだったりするんですけどね・・・。
そういうツールを活用しつつ、その人らしさをどうやってアピールするか、うまくできればいいのですが。
東京で働いていた頃、夏が過ぎても秋が過ぎても、リクルートスーツ姿の学生さんをみかけました。
ホームのベンチで暗い顔してたり、泣いていたりする様子をみかけた時、抱きしめてあげたくなった。
今も身近で、100社近くもエントリーしたりして、がんばってる姿をみると陰ながら応援したくなります。
どうか希望する会社にはいれますように!
そして明るい未来が開けますように!