早期退職、セミリタイア生活日記

静岡県三島市でセカンドライフを開始、伊豆を満喫しています

(4)40代、会社人生の折り返し点を過ぎて

ダイバーシティって何?

40代半ばになり、男性たちに追い抜かれ、後輩の総合職の女性たちは順調に歩み、自分の会社での立ち位置も大体わかり、この先60歳までいたとしても、あまりかわらないだろうというのが見えてきてしまいました。

いつのまにか、険しい山道を登る夢もみなくなくなり、もう峠は越えたのかなと思うようになりました。今度は逆に急な下り坂で車のブレーキが効かず、交差点に突っ込む夢をみるようになりました(転落人生?!)。

一方で世の中の流れで、「ダイバーシティ」「女性活躍」と、これまでとは手のひらを返したように、会社が謳うようになり、女性管理職を〇年までに〇%に増やすなどという目標を掲げるようなりました。

そうなってくると、「会社には男女差別などありません、あなたが上に上がれないのは、あなたの実力や努力が足りないからです」と言っているように感じました。

実際には明確な基準や試験があるわけでもなく・・・男性も同じように感じている人は多いと思いますし、自分の評価に満足している人はなかなかいないと思います。

心の中ではそう思っていても、ダイバーシティや女性活躍の象徴として祭り上げられ、社内の後輩の手本になることを期待されるようになり、モヤモヤした感情をずっと抱いていました。

会社員以外の人生ってアリ?

そんな40代半ばの頃、「自由選択制定年制度」が50歳以上で適用されると知り、なるべく早いうちに会社組織から離れて生きようと思うようになりました。このまま、定年まで1つの会社で会社員として終わるというのは、つまらなく思えてきたからです。それで、あと10年後、50代前半で早期退職することを決意しました。

47歳の夏に夫の転勤で、東京から静岡県三島市へ引っ越すことになったことも、ひとつの転機だったかもしれません。

それまで三島は伊豆観光のついでに立ち寄ったことがあったくらいで、全く土地勘もないところに引っ越し、新幹線で東京まで通勤するようになりました。

毎朝、新幹線が品川に近づくと密集した家並みが眼下に広がり、新橋あたりの高層ビルや首都高が目に入ると、心がどよーんとしてくるようになって、早く緑いっぱいの清らかな水が流れる三島に帰りたい!と思うようになりました。

東京にいた頃は、お金をたくさん使う生活に浸りきっていましたが、三島に来たら、そんなにお金を使う場所がありません。せいぜい、小さなショッピングモールでカジュアルな衣料や雑貨、100均でのお買い物くらい。これ以上、衣類や靴、雑貨などを増やしても、引っ越しの時困るし、買い物は控えようと思うようになりました。

東京にいた頃は、デパートやショッピングモール、駅ビルや地下街などに、いくらでもお店はありましたが、こちらでは「道の駅」や「JA直売所」が週末に出かけて、お金を使う場所です。どんなに爆買いしても数1000円ですし、胃袋に入れば消えてなくなります。

今は、東京の家より狭い賃貸マンションですが、何も不満はありません。東京にいた頃は、もっと広い素敵な部屋に住みたいって、ずっと思い続けて購入したのに、執着がなくなりました。せっかく購入したマンションですが、このまま賃貸に出して、いつかは売却してもいいと、思うようになりました。

なんだか、急に物欲が失せてきました・・・。

また、出世欲のようなものも、すっかり消えてしまいました。

がんばっても、報われないとわかってくると、頑張る気力がなくなってしまったのです。

がんばらなくても、よっぽどのことをしなければクビにならないし、毎月のお給料は入ってきます。

このまま、60歳までいることも可能ではあるけど、つまらない人生だなと思うようになりました。

(5)50代になって - 早期退職、セミリタイア生活日記 に続く

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