三島市のお隣「清水町」には「柿田川公園」という湧き水で有名な公園があります。
「清水町」の名前の通り、約1万年前に富士山から流れた溶岩の先端から水が勢いよく湧き出して、川がここから始まっています。
国道1号線がすぐ脇を通り、その下が溶岩の崖になっていて、崖下から水が湧いています。
展望台が2つあって、水がまるで生きているように沸いてくる様子が眺められます。
写真ではなく動画を掲載できたらいいのですが。。。はてなブログで動画を載せるのは面倒みたいで。
下の写真の灰色の部分が砂で水が湧き出しているところです。
これはぜひ生でみてもらいたい。
すぐ脇は溶岩の崖で、まさにここから「柿田川」源流が始まっているのです。
こちらは丸い古い井戸の跡から、水が勢いよく湧き出しています。
お天気によっては吸い込まれるような透明な水が鮮やかなブルーにみえます。
水底の砂が生き物のようにうごめいています。
水底の砂が巻き上がって躍動しているのをじっと眺めていると、地球のパワーをもらえるような気分。
いつまで見ていても飽きません。
日ごろのストレスや疲れを感じている人、ぜひここにきて癒されてください!
ここには高度成長期まで紡績工場があって汚水を垂れ流し、臭くて汚い川になってしまったそうです。
地元有志の方がナショナルトラスト運動をおこし、土地を買収し工場を追い出して、ゴミを撤去して公園にしたそう。
広大な土地を買い取るなんてすごい。
工場が出ていったので町の税収が減り、役場からは協力してもらえなかったらしい(涙)。
コロナ前までは、その運動のリーダーだったというおじいちゃんが展望台でそのストーリーを演説をしていて、朝早くから公園の清掃をしていました。
俺が生きているうちは、入場料を取らずにやっていくつもりだと、熱く語っていました。
なので、ここにいくと必ず募金箱に寄付をして、微力ながら協力しているつもりです。
今もお元気かなぁ?
三島の街中を流れる源兵衛川もかつてはドブ川のようだったのを市民が清掃活動をして、遊歩道を整備したそうです。
この辺の人は湧き水に対する想いが強いんですね。
今でこそ環境保護とかSDGsとかエコとか、あるけど、高度成長期にこういうことに関心を寄せるというのはすごいことです。
公園内には子供が水遊びできるような施設もあります。
古民家や蔵を利用したカフェやお豆腐料理、お蕎麦のお店もあって、ここのお水でつくったお豆腐はとっても美味しい!!
お豆腐のアイスクリームもサイコーです。
もっとビックリなのは、徳川家康がここを気にいって晩年を過ごそうと思って別荘をつくろうとしていたそうです。
その最中に亡くなって、その建設は中断したそうですが、もしもう少し長生きしていたら、清水町が家康晩年の地として有名になっていたかも??
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